ユーザーアカウントの種類

ユーザーアカウントは、PCを使用するユーザー(利用者)を識別するものです。
Windows 10では、Microsoftアカウント、ローカルアカウントの2種類のユーザーアカウントを使用できます。

• Microsoftアカウント
  PCへのサインインだけでなく、マイクロソフト社が提供している認証サービスの利用が行えるアカウントです。
  メールアドレスがアカウント名になり、パスワードと組み合わせて使用します。
  Microsoftアカウントは新たにメールアドレスを作成してアカウントを取得することもできますが、普段利用しているメールアドレスをそのまま利用したアカウントを取得することも可能です。

  ひとつのMicrosoftアカウントがあれば、Windows 8以降がインストールされているほかのPCでも、同じMicrosoftアカウントでサインインし、PCの設定を同期させて使用できます。
  また、Windowsストアアプリ、「Outlook.com」や「OneDrive」などマイクロソフト社が提供するオンラインサービスを利用できます。

  参考

  Microsoftアカウントに、ほかのMicrosoftアカウントを「家族のメンバー」として登録し、保護者と子どもを区別して管理できます。
  保護者のアカウントは、子どものアカウントでのPCの使用状況を確認したり、下記の制限を設定できます。

  • 不適切なWebページをブロックする
  • 不適切なアプリとゲームをブロックする
  • 使用時間を制限する

• ローカルアカウント
  Windows 7以前のOSで使用されているユーザーアカウントと同様に、設定したPCでサインインするために利用するアカウントです。
  ローカルアカウントでは、Windowsストアアプリ、「Outlook.com」や「OneDrive」などを利用できません。

  ローカルアカウントにMicrosoftアカウントを登録すれば、いつでもアカウントを切り替えて使うことができます。

新しいアカウントを作成する方法、およびローカルアカウントとMicrosoftアカウントを切り替える方法については、下記の関連Q&Aをご参照ください。

▼関連Q&A：
[Windows 10] 新規でユーザーアカウントを作成する方法
[Windows 10] ローカルアカウントとMicrosoftアカウントを切り替える方法

ユーザーアカウントの権限

ユーザーアカウントには「管理者」、および「標準」の2種類の権限があります。

• 管理者
  管理者は、PC全体を管理できます。
  すべての設定を変更でき、PCに保存されているすべてのファイルとプログラムを操作できます。

• 標準
  ほかのユーザーアカウントや、PCのセキュリティーに影響しない項目を設定できます。
  管理者権限が必要なアプリは使用できません。
  また、行う操作によっては、管理者権限を持つアカウントのパスワードを求められます。

ユーザーアカウントを追加で作成すると、そのアカウントは「標準」アカウントになります。
ユーザーアカウントを作成した後に権限を変更する方法については、下記の関連Q&Aをご参照ください。

▼関連Q&A：
[Windows 10] ユーザーアカウントの権限を変更する方法

ユーザーアカウントの種類や権限を確認する方法

[アカウント]画面からユーザーアカウントの種類や権限を確認できます。